フレンチ・ブルドッグのメリット・デメリットとは？飼う前に知っておきたい豆知識ガイド

フレンチ・ブルドッグ（通称：フレブル）は、愛らしい顔とユーモラスな性格で人気の犬種です。コンパクトなサイズ感と飼いやすさから、都市部でも多くの人に選ばれています。

しかし、フレンチ・ブルドッグにもメリットとデメリットがあり、特に健康面や飼育環境には注意が必要です。

この記事では、フレブルの魅力と注意点を豆知識付きでわかりやすく紹介しながら、私自身の体験談も交えて解説します。これから迎えようと考えている方や、他の犬種と比較したい方にきっと役立つはずです。

フレンチ・ブルドッグってどんな犬？

フレンチ・ブルドッグは、フランス原産の小型犬で、体重は約8〜14kg、体高は30cm前後。短頭種（鼻が短い犬種）に分類され、ユニークな“バットイヤー（こうもり耳）”と、ムチっとした体型が特徴です。

🐾 豆知識：フレブルはイギリスのブルドッグを小型化した犬種で、19世紀にフランスで爆発的に人気が出たことから「フレンチ」と名付けられました。

フレンチ・ブルドッグは、人懐っこく甘えん坊な性格が魅力。家族に対して深い愛情を示し、子どもや他のペットとも比較的仲良くできます。

実際、うちのフレブルも家族の誰かがソファに座ると、必ずピタッと隣に寄り添ってきます。甘えん坊すぎて「犬というより小さな子どもみたいだね」とよく笑われます。

フレブルは活発な面もありますが、基本的には省エネタイプ。激しい運動は必要なく、1日20〜30分程度の軽い散歩で満足してくれます。

🐾 豆知識：短頭種は暑さに弱いため、長時間の運動や夏場の外出は控えた方が安全です。

私も以前、夏の夕方に散歩に出た際、数分で「ハァハァ」と息が荒くなり、慌てて抱っこして帰宅したことがあります。それ以来、散歩は早朝か夜に限定するようにしました。

フレンチ・ブルドッグはあまり吠えない犬種として知られており、マンションやアパートでも飼いやすいと評判です。

実際に、うちの子も宅配便のチャイムにはちょっと反応する程度で、それ以外はほとんど吠えません。ご近所から「静かで助かる」と言われることもあり、集合住宅に住む身としては大きなメリットです。

ユニークな顔つきやコロコロした動きが見ているだけで癒されます。SNSでも「#フレブル」の投稿は多く、動画映えする犬種でもあります。

フレブルは体温調節が苦手なため、熱中症や寒さによる体調不良のリスクが高めです。特に夏場はエアコン必須で、外出の時間帯にも気を配る必要があります。

❗ 豆知識：フレンチ・ブルドッグは汗をかけないため、パンティング（ハッハッという呼吸）で体温を下げますが、効率が悪く熱中症になりやすいのです。

短頭種に多い「短頭種気道症候群」や「いびき」「呼吸困難」など、呼吸器系の問題が起きやすい犬種です。

うちの子もいびきがものすごく、最初は「病気では？」と心配して病院へ。獣医さんから「フレブルはこれが普通です」と言われ、安心したと同時にちょっと笑ってしまいました。

皮膚疾患、アレルギー、関節の問題など、遺伝的にトラブルが起こりやすい体質を持っています。

❗ 豆知識：フレブルのペット保険加入率は他の犬種より高めというデータもあります。

私もアレルギー体質で肌に赤みが出たとき、毎週のように病院に通いました。医療費は決して安くありませんが、それでも元気に過ごせるならと思ってケアしています。

短毛のイメージから「抜け毛が少ない」と思われがちですが、実際にはよく抜けます。特に換毛期には掃除機とコロコロが欠かせません。

✅ 向いている人

❌ 向いていない人

フレンチ・ブルドッグは、見た目の可愛さだけでなく、性格も穏やかで初心者にも人気の高い犬種です。しかし、健康面では配慮が必要で、正しい知識とケアが欠かせません。

私自身、最初は「かわいいから飼いたい」という気持ちで迎えましたが、一緒に生活する中で「この子に快適な環境を整えること」が最優先だと学びました。エアコンの温度管理、食事の工夫、病院へのこまめな通院…。手はかかりますが、その分愛情も深まります。

飼う前にメリット・デメリットをしっかり理解しておくことで、フレブルとの生活はもっと楽しく、安心できるものになります。愛嬌たっぷりのフレブルは、きっとあなたにかけがえのない毎日を届けてくれるでしょう。