【驚きの豆知識】警察犬の仕事と日常とは？意外と知らない警察犬の世界

「警察犬」と聞いて、あなたはどんなイメージを思い浮かべますか？鋭い嗅覚で犯人を追跡したり、空港で不審物を探したりと、まさに“プロフェッショナルな犬”という印象があるかもしれません。

しかし、そんな警察犬にも意外な一面や、知られざる訓練の秘密があります。今回は、警察犬にまつわる豆知識を交えながら、彼らの仕事や日常、さらには「警察犬になるには」どうすれば良いのかについてもご紹介します。

警察犬とは？実は“公務員”ではない犬も多い！

「警察犬」と聞くと、すべてが警察で飼育されていると思われがちですが、実は多くの警察犬は民間の訓練士が育てた「嘱託犬（しょくたくけん）」です。

都道府県警が行う審査会を通過すれば、民間犬でも警察犬として採用されることがあります。つまり、一般家庭で育った犬が、訓練を受けることで“警察犬デビュー”することも可能なのです。

警察犬の仕事は多岐にわたります。主な役割には以下のようなものがあります。

これらの任務には、高い集中力と徹底した訓練が必要です。

警察犬といえばジャーマン・シェパードを思い浮かべる人も多いでしょう。実際、警察犬の中でもっとも多く採用されている犬種です。理由は、知能が高く、従順で、かつ運動能力にも優れているためです。

その他に採用されることがある犬種には以下のようなものがあります。

「警察犬の種類」は、任務の内容によって適材適所で選ばれているのです。

警察犬になるには、子犬の頃からの専門的な訓練が必要です。生後3か月頃から「社会化訓練」と呼ばれる人間との信頼関係を築く期間が始まり、その後、本格的な訓練に移行します。

訓練内容は、「臭気識別」「服従訓練」「足跡追及」「障害物訓練」など多岐にわたり、指導員との強い信頼関係が必要です。

一頭の警察犬を育てるには、最低でも1年以上の訓練が必要であり、合格率は決して高くありません。それだけ厳しい世界なのです。

警察犬の引退年齢は一般的に9歳前後とされています。体力や集中力が落ち始める年齢に差し掛かると、安全面を考慮して第一線を退くことになります。

引退後は、現役時代のハンドラー（訓練士）に引き取られたり、里親を探して家庭犬として第二の人生を歩むことが多いです。愛情深く世話されてきた犬たちは、家庭でも穏やかなパートナーとして暮らしていけます。

実は「警察犬になるには」特別な資格が必要というわけではありません。民間からの応募も可能で、家庭で犬を育てている方が訓練所に通わせて警察犬を目指すケースもあります。

ただし、警察犬として認定されるためには、定められた試験や審査を通過しなければならず、高いレベルの訓練が求められます。

警察犬は、ただ命令に従うだけの犬ではなく、人間と強い絆を結びながら社会に貢献している尊い存在です。その一方で、私たちと同じように「家族の一員」として穏やかな日常を送る一面もあります。

もしあなたが警察犬について興味を持ったなら、ぜひ地元の警察犬審査会や訓練所の見学などに足を運んでみてください。より深くその魅力に触れることができるでしょう。

警察犬の世界は奥が深い！

「警察犬の訓練」や「警察犬の種類」など、まだまだ語りきれない魅力がたくさんあります。今後もこのブログでは、警察犬に関する情報をお届けしていきますので、ぜひチェックしてくださいね！