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【獣医監修】犬のうんちでわかる健康状態チェックリスト|色・形・におい別に徹底解説!
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犬のうんちは健康のバロメーター!色・形・におい・頻度などから、愛犬の体調をチェックできるポイントを獣医監修で詳しく紹介。毎日の散歩で見逃せない健康サインとは?
なぜ「うんち」は犬の健康を知るヒントになるの?
犬は言葉で体調不良を訴えることができません。だからこそ、日々のうんちは健康状態を知るための大切なサインになります。
散歩中やトイレの後、「うんちの形がおかしい?」「色がいつもと違う?」と感じたら、それは体の中で何かが起きているサインかもしれません。
今回は、犬のうんちの状態からわかる健康チェックポイントを「色」「形」「におい」「頻度」の4つの観点からご紹介します。
【保存版】犬のうんちチェックリスト
1. 【色】うんちの色でわかること
色 | 意味 | 対応 |
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茶色(健康的な色) | 正常 | 心配なし |
黒色 | 消化管からの出血(胃や腸) | 早めに受診を |
赤色(血が混じる) | 肛門付近の炎症・下痢など | 継続する場合は注意 |
黄色 | 脂肪の消化不良・膵炎の可能性 | 食事内容の見直しを |
緑色 | 草や異物の摂取、胆汁の過剰分泌 | 一時的なら様子見 |
白色 | カルシウム過多・膵臓の問題 | 獣医に相談を |
✅ ポイント:健康的なうんちは「ミルクティー色」に近い茶褐色です。
2. 【形状・硬さ】理想的なうんちは?
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理想形:バナナ型・少し柔らかめでつまめる硬さ
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硬すぎる:脱水・食物繊維不足の可能性
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柔らかすぎる(べちゃべちゃ・水様):腸内トラブル、ストレス、食あたりの可能性
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コロコロ(ウサギのような粒):便秘・水分不足のサイン
👉 見落としがちですが、硬さと水分量は腸の健康を映し出します。
3. 【におい】臭すぎるのは異常?
健康なうんちはある程度のにおいがありますが、異常に強い悪臭は以下の原因が考えられます。
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腸内の悪玉菌の増加
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腐敗系の食事や異物を食べた
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感染症(ジアルジアなど)
特に普段よりもツーンとした酸っぱいにおいや、腐ったようなにおいがするときは、獣医師に相談をおすすめします。
4. 【頻度】うんちの回数も大切
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平均的な排便頻度:1日1〜2回
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食後すぐに出す子もいれば、夕方まで溜める子もいますが、急激な増減がある場合は注意しましょう。
💡頻度の変化から疑うべき症状:
状態 | 原因例 |
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急に回数が増えた | ストレス、下痢、フード変更 |
2日以上出ない | 便秘、腸閉塞の可能性 |
排便時に痛がる | 肛門腺トラブル、便が硬すぎる |
注意すべき「うんち異常サイン」ベスト5
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血便(鮮血・タール便)
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白い物体(寄生虫の可能性)
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異物混入(ビニール・毛など)
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においが異常にきつい
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排便姿勢を取るが出ない
どれか一つでも当てはまる場合は、迷わず獣医へ相談を。
飼い主ができる「うんちチェック習慣」
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毎回の散歩後にうんちの状態を軽くチェックする
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形・色・におい・量・頻度を記録する「うんちノート」をつける
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獣医に見せるために写真を撮っておくのもおすすめ(衛生管理は徹底を)
👉 継続的な記録は病気の早期発見につながります。
よくある質問(FAQ)
Q:犬のうんちが柔らかいのは問題ですか?
A:たまに柔らかくなる程度なら問題ありませんが、毎回柔らかい場合や水様便は腸内環境の乱れを疑いましょう。
Q:下痢が続いたとき、何日様子を見るべき?
A:**1日以上続く下痢はすぐに受診を。**特に元気や食欲がない場合は注意が必要です。
Q:うんちに白い点があるけど大丈夫?
A:**寄生虫(瓜実条虫など)の卵の可能性あり。**獣医で検便してもらいましょう。
まとめ:うんちは毎日の健康バロメーター
犬のうんちは、飼い主がもっとも簡単に健康状態をチェックできる“生きたサイン”です。
「ちょっと変だな」と思ったときこそ、病気の予兆かもしれません。毎日同じように見えて、うんちにはたくさんの情報が詰まっています。
✅ 愛犬の健康を守る第一歩は「観察すること」。