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知ってる?犬の赤ちゃんに関するかわいい豆知識
ふわふわの毛にクリクリの目。犬の赤ちゃん、つまり子犬は見ているだけで癒されますよね。ですが、そんな愛らしい姿の裏には、意外と知られていない驚きの事実がたくさん隠れています。今回は、犬の赤ちゃんに関する豆知識を、飼い主さんや犬好きさんに向けてご紹介します。
実は生まれたとき、目も耳も閉じている!
人間の赤ちゃんは生まれたときから目も耳も機能していますが、犬の赤ちゃんは違います。生まれたばかりの子犬は、目も耳も閉じた状態。視覚と聴覚はまだ未発達で、周囲の世界はほとんど認識できていません。目が開くのは生後10日〜2週間ごろ、耳が聞こえるようになるのもそれくらいのタイミングです。
初めてのコミュニケーションは「におい」と「体温」
視覚も聴覚もない子犬たちは、母犬や兄弟の「におい」や「体温」を頼りに行動します。おっぱいを探すときも、においや温もりを感じながら、もぞもぞと動いてたどり着くんです。母犬の心音や体温は、子犬にとって安心のサイン。まさに「五感の原点」と言えるのかもしれません。
おしゃぶりのように「きょうだい」を吸う?
子犬同士でじゃれあっているとき、耳やしっぽをチューチュー吸っている姿を見かけることがあります。これは「乳を吸いたい」という本能的な行動の延長線。おしゃぶりのような安心行動であり、成長とともに自然と減っていきます。ただし、過剰に吸いすぎて炎症になることもあるので、様子を見守ることが大切です。
成長のスピードは驚くほど早い!
犬の赤ちゃんはとにかく成長が早く、生後数週間で歩き始め、生後1~2ヶ月で乳歯が生え始めます。3ヶ月を過ぎるころには、社会性を身につける「社会化期」に突入。母犬や兄弟、飼い主との関わりの中で、噛む加減や遊び方、怖いものへの慣れなど、多くのことを学びます。この時期の体験が、成犬になってからの性格に大きく影響するとも言われています。
犬種によって違う!成犬になるまでの期間
「子犬」と呼ばれる時期は犬種によっても異なります。小型犬はだいたい10ヶ月〜1年ほどで成犬になりますが、大型犬になると2年ほどかかることも。成長のペースも性格の形成も、犬種や個体によってさまざまなので、その子に合った成長サポートをしてあげましょう。
犬の赤ちゃんは、ただ「かわいい」だけではなく、日々すごいスピードで成長し、学びながら世界を知っていきます。そんな姿を見守ることは、飼い主にとってもかけがえのない経験です。これから子犬を迎える方も、すでに犬と暮らしている方も、ぜひこの愛らしい成長の過程を楽しんでみてくださいね。