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【犬のトイレ事情】クルクル回る理由は?場所を変えるワケとは?犬の不思議なトイレ行動を徹底解説!
愛犬との暮らしの中で、必ず直面するのが犬のトイレ事情。
「うちの子、なぜかトイレの前にクルクル回るんだけど…」「毎回、場所が違うのはなぜ?」そんな疑問を抱いたことはありませんか?
実は、犬のトイレ行動には本能的な理由が隠されています。今回は、犬のトイレにまつわるうんちく・豆知識をたっぷりご紹介。愛犬の行動をより深く理解するヒントになるはずです。
犬はなぜトイレの前にクルクル回るの?
犬がトイレの前にクルクルと回る行動、実はこれ、野生時代の名残だと考えられています。
以下のような理由があるのです。
1. 安全確認
犬はもともと野生動物。排泄時は無防備になるため、周囲の安全を確認する習性があります。クルクル回りながら「敵がいないか」「危険がないか」をチェックしているのです。
2. 地面の状態を整える
昔の犬は、草むらや土の上で排泄をしていました。クルクルと回ることで草を踏みならし、地面を整える行動が今も残っていると言われています。
3. 磁場を感じている?
近年の研究では、犬が排泄時に地球の磁場を感じている可能性も指摘されています。
特に、南北の軸に沿って排泄する傾向がある犬も多く、無意識に方角を意識しているのかもしれません。
毎回トイレの場所を変える理由とは?
「いつも同じ場所でしてくれたら助かるのに…」と思う飼い主さんも多いですよね。
しかし、犬にとってトイレの場所を変えることには、以下のような理由があります。
1. ニオイで縄張りを主張する
犬はマーキングを通して、自分の縄張りを主張します。
そのため、排泄をするたびに新たな場所を選び、他の犬のニオイに上書きしようとするのです。
2. 「清潔さ」を重視する
犬は意外にもキレイ好きな一面があります。
一度排泄した場所は「汚れた場所」と認識し、次は別の清潔な場所を探すことがあります。
3. 好みや気分の変化
犬にも気分屋なところがあります。その時の気分や気候、周囲のニオイによって、「今日はこっち」「明日はあっち」と排泄場所を変えることがあるのです。
トイレトレーニング成功のコツは「本能」を知ること
犬のトイレトレーニングに悩む飼い主さんは多いですが、実は「犬の本能」を理解することがトレーニングの近道です。
✅ ニオイを活用する
犬はニオイで行動を判断する動物。
成功した場所のニオイを残すことで、「ここがトイレ」と認識しやすくなります。逆に失敗した場所は消臭スプレーなどでしっかりニオイを消しましょう。
✅ 安心できる場所を用意する
犬は安心できる場所で排泄したがります。人の出入りが少ない静かな場所にトイレシートを設置するのがおすすめです。
✅ 褒めて覚えさせる
正しくトイレができたらたっぷり褒めるのが大切。
犬は「褒められる=良い行動」と学習するので、繰り返すことでトイレの場所を固定しやすくなります。
【豆知識】犬の「トイレ事情」世界の違い
世界の犬たちのトイレ事情も面白いので、少しご紹介します。
🐾 アメリカ
庭付きの家が多く、庭で排泄する犬が多数。室内トイレはあまり普及していません。
🐾 ヨーロッパ
公共の場で犬の排泄はOKな国も多いですが、マナーとして飼い主が必ず処理するルールが厳格です。
🐾 日本
マンション住まいの犬も多く、室内トイレを使うケースが一般的。お散歩中も排泄NGのエリアが多いため、トイレマナーが特に重視されています。
【まとめ】犬のトイレ行動は「本能」からのメッセージ
犬のトイレ行動は、すべて本能に基づく意味のある行動です。
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クルクル回るのは「安全確認」「地面を整える」ため
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トイレ場所を変えるのは「マーキング」「清潔さ」「気分」のため
愛犬の行動を「困った癖」と思わず、犬らしさの表れとして受け止めると、トイレトレーニングも楽になりますよ。
トイレの悩みは、犬のしつけや暮らしの豆知識を知ることで解決できることが多いです。
ぜひ今回のうんちくを、愛犬との毎日に役立ててくださいね。