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世界で“人気が低い”犬種ワースト7?知れば知るほど好きになる豆知識
犬は世界中で愛されている動物ですが、どんな犬種でも人気があるわけではありません。性格や外見、飼育の難しさ、地域性などの理由から、あまり飼育されていない犬種も存在します。
とはいえ、“人気が低い=魅力がない”ではありません!むしろ、個性的で通好みな魅力が満載。今回は、世界で比較的人気のない(飼育頭数が少ない)犬種ワースト7を紹介します。それぞれの犬の面白くて意外な豆知識を知れば、見方が変わるかもしれませんよ。
第1位:ノルウェジアン・ルンデフンド
世界一柔軟な足の持ち主?
ノルウェー原産の希少犬種で、かつては急斜面の断崖でパフィン(海鳥)を狩るために活躍していました。
豆知識:
この犬、実は前足の指が「6本」もあるんです!しかも関節が異常に柔らかく、ほとんど猫のような体の動きをします。その特異な身体構造ゆえに人気は出にくいものの、犬好きマニアには根強いファンがいます。
第2位:チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
「ほぼ毛がない」エキゾチック犬
全身がほぼ無毛、頭と足先にだけふさふさの毛があるユニークな見た目の犬。美容コンテストで“ワーストかわいい犬”の常連としても有名です。
豆知識:
見た目に驚かれることもありますが、性格はとても優しくて人懐こいんです。寒さにはめっぽう弱く、セーターやコートは必需品。アレルギー体質の人には意外と飼いやすい犬種でもあります。
第3位:アザワク
サハラの貴族、砂漠を駆けるスプリンター
西アフリカ原産のサイトハウンド(視覚で獲物を追う猟犬)。細くて筋肉質、見た目はかなりストイック。
豆知識:
まるでファッションモデルのような体型に反して、忠誠心が非常に強く、家族に対しては深い愛情を注ぎます。ただし、運動量が非常に多く、都会の室内飼いには向きません。そのため人気は限られています。
第4位:オッターハウンド
カワウソ猟のプロフェッショナル?
イギリス原産の大型猟犬で、その名の通りカワウソ(otter)を追うために開発されました。
豆知識:
嗅覚は非常に優れており、水中でも匂いを追えるという特技を持っています。ただし、被毛が多くてお手入れが大変なうえ、運動量も多いので飼育ハードルは高め。そのためペットとしてはなかなか普及しません。
第5位:カーリーコーテッド・レトリバー
レトリバー界の異端児?
ラブラドールやゴールデンと同じ「レトリバー」系の犬ですが、外見はかなり個性的。クルクルとカールした被毛が全身を覆っています。
豆知識:
実は、すべてのレトリバー種の中で最も古い歴史を持つとも言われています。見た目のユニークさがかえって敬遠されてしまいがちですが、知的で訓練しやすい優秀な犬種です。
第6位:スコティッシュ・ディアハウンド
優雅すぎる猟犬
鹿狩りのためにスコットランドで誕生した大型のサイトハウンド。見た目はグレイハウンドに似ていますが、もっと毛が長くてふさふさ。
豆知識:
気品にあふれた姿と優雅な動きから「貴族の犬」とも呼ばれます。ただし、体がとても大きく、運動スペースも多く必要なため、一般家庭での飼育は困難。それが“人気のなさ”につながっている一因です。
第7位:ニュージーランド・ハンタウェイ
牧羊犬界の隠れた実力派
ニュージーランドで羊の群れを「吠えて動かす」ために生まれた牧羊犬。世界的には非常に珍しく、現地以外ではほとんど見かけません。
豆知識:
他の牧羊犬と異なり、静かに動くのではなく「大きな声で吠えて指示を出す」スタイル。声が大きすぎるため、都市部では騒音問題になりやすく、家庭犬としての評価は低めです。
まとめ:「人気がない=魅力がない」ではない!
今回ご紹介した犬種は、世界的な飼育頭数が少なく「不人気」とされることがありますが、その理由の多くは「見た目が珍しい」「飼育が難しい」「地域限定で活躍している」など、ニッチな背景があるからです。
しかし、それぞれの犬には独自の魅力と物語があり、知れば知るほど「おもしろい!」「個性的で魅力的!」と思えるようになるはず。もし他の人とは違う犬種を飼いたいと思っているなら、こうした“通好み”の犬種に注目してみるのも良いかもしれません。