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世界のワンコ事情！全世界で飼われる犬にまつわる豆知識
犬は「人類最古の友」と言われ、世界中で愛されている存在です。国や文化が違っても、犬と人との絆は変わりません。
今回は、そんな全世界で飼われている犬にまつわる、ちょっと面白くてためになる豆知識をご紹介します。あなたの愛犬も、世界のどこかの犬と意外な共通点があるかもしれませんよ。
1. 世界で飼われている犬の数は約9億頭！
世界には、野良犬を含めると約9億頭もの犬がいると推定されています。そのうち、家庭で「ペット」として飼われている犬は、約4億7000万頭。つまり、約半数の犬が人とともに生活しているのです。
これは猫や他のペットと比べても圧倒的な数で、犬がいかに世界中で信頼され、愛されているかがわかります。
ちなみに、最も犬の飼育頭数が多い国はアメリカ。その数は9000万頭以上で、ほぼ3人に1人が犬を飼っている計算です。
2. 世界には340種以上の犬種が存在！
国際畜犬連盟（FCI）によると、認定されている犬種は340種類以上あります。小型犬のチワワから、巨大なマスティフ、作業犬のボーダーコリーまで、見た目も性格も多種多様。
そのルーツも世界各地に分かれていて、日本の柴犬や秋田犬、イギリスのコーギー、ロシアのボルゾイ、アフリカ原産のバセンジーなど、それぞれの土地の暮らしや環境に適応して進化してきました。
そして面白いのが、同じ犬種でも国によって「役割」が違うこと。たとえば、シベリアンハスキーはアラスカではそり引きとして活躍し、日本では主に家庭犬として飼われています。
3. 世界の犬の「名前事情」は国によって個性豊か！
犬の名前にも国ごとの傾向があります。たとえばアメリカでは「ベラ（Bella）」「マックス（Max）」「ルナ（Luna）」などが人気で、映画や海外ドラマのキャラクターが影響していることも多いようです。
一方、日本では「ココ」「モモ」「レオ」などの短く呼びやすい名前が人気。また、欧米と比べて“人間の名前”っぽいもの（ハナ、タロウ、サクラなど）が多い傾向にあります。
イタリアでは「バンビーノ（赤ちゃん）」や「アモーレ（愛）」など愛情たっぷりの名前が多く、ドイツでは「シュトラウス（小川）」など、自然にちなんだ名前も人気です。まさに“名前にも文化が出る”のが面白いところですね。
4. 世界一小さい＆大きい犬ってどんな子？
ギネス記録に登録された世界一小さな犬は、アメリカのチワワ「ミラクル・ミリー」。体高わずか9.65cm、体重は約500gしかありません！ まるでポケットに入るぬいぐるみのようです。
逆に、世界一大きな犬として知られているのは、グレート・デーンの「ゼウス」。体高は1.1mを超え、後ろ足で立つと2mを超えるというから驚きです。
ちなみに、大型犬は穏やかな性格の子が多く、飼いやすさで人気が高まっています（スペースは必要ですが…！）。
5. 犬にも「お国柄」がある？
同じ犬種でも、国によって性格やしつけ方に違いがあるのをご存じですか？
たとえば、フランスでは「犬もレストランやカフェに同伴する」のが一般的。街のマナー教育が徹底されていて、犬たちも静かに椅子の下で待機する姿がよく見られます。
イギリスでは犬を「家族の一員」として捉える文化が根強く、しつけや健康管理も非常に丁寧。一方、ブラジルやメキシコでは、明るく陽気な犬が好まれ、ドッグダンスや衣装コンテストなども盛んです。
日本では室内飼いが主流で、「吠えない」「おとなしい」ことが求められる傾向があります。国ごとの価値観の違いが、犬の性格形成にも影響しているのは興味深いですね。
6. 世界の犬事情、課題もある
犬は多くの国で愛される存在ですが、その一方で課題もあります。特に、野良犬の多い国では「殺処分」や「犬による感染症」の問題も深刻です。
たとえば、インドやルーマニアでは放し飼いや野良犬が多く、狂犬病の発生率も高い傾向にあります。一方、ドイツやスウェーデンなどでは殺処分ゼロを目指し、保護犬の譲渡や里親制度が整備されています。
こうした取り組みは、犬との共生を考えるうえで重要なヒントになります。犬に優しい社会は、人にも優しい社会につながるのかもしれません。
まとめ：犬は世界をつなぐ存在
世界中で暮らす犬たちは、姿や性格、環境は違っても、「人と共に生きる」ことに変わりはありません。犬は国境を超えて、人と人とをつなぐ存在。どんな文化の中でも、犬を愛し、共に歩む人々の思いは共通しています。
私たちも、身近な愛犬を通じて、世界の犬たちのことに少し目を向けてみませんか？ 犬を知れば、世界がもっと優しく、面白く見えてくるかもしれません。
